パチンコ店を理解しよう

今回は、パチンコ産業の中でも、なじみの深い「パチンコホール」について考えていきましょう。

まず、あなたに質問します。

パチンコホールとはお客さんに何を提供する所ですか。

「こんな単純な質問するな」と思うかもしれません。しかし、そう思わず考えてください。答は一つでなくても結構です。思い浮かぶだけ上げて下さい。できれば回答を書きだしてみて下さい。

ちなみに私の回答は、

  • パチンコを打つ場所を提供してくれる所
  • 楽しい時間を提供してくれる所
  • ハラハラドキドキ感を提供してくれる所
  • ギャンブルの場所を提供してくれる所
  • ストレス発散の場を提供してくれる所
  • 友人・知人との社交の場を提供してくれる所
  • さびしさを紛らわせてくれる場所を提供してくれる所
  • 小遣いを増やすチャンスを提供してくれる所
  • 暇つぶしの場所を提供してくれる所

あなたの回答はいかがでしたか。この質問には、絶対の正解はありません。あなたの回答それぞれが正解です。ただし、一つ共通して言える事は、パチンコホールは私たちに対してなんらかの「機会」を提供していると言う事です。だからこそ皆さんはホールに足を運ぶのです。

ではもうひとつ質問します…

私たちに何らかの「機会」を提供しているパチンコ店は、運営するのに費用はかかりますか?

これも馬鹿げた質問です。不動産賃料、遊技機入替費用、設備費用、人件費、メンテナンス費用、広告宣伝費用、光熱費、…等。パチンコ店を運営するには、莫大な費用がかかっています。

それでは、最後に質問します。

パチンコ店の経営には、莫大な費用がかかります。店はこの費用をどうやって回収しているでしょうか?

この質問の正解も分かっているでしょう。正解は、お客さんに打ってもらう事によって回収しています。

パチンコ店には、映画館の様に入場料、飲み屋さんの様にテーブルチャージはありません。お客がパチンコを打って消費したお金ですべての費用をまかなっています。

さらにパチンコ店は、公共施設でも、公営ギャンブルでもありません。民間企業です。赤字が続けば倒産するしかありません。民間企業である以上、適正な利益を追求する事は当たり前の事なのです。

経営していく上で必要な経費や利益は、すべてお客がパチンコで遊んだお金でまかなわれています。
故に負けるのは不思議ではなく、当然なのです。
もう一言付け加えるなら、遊んだ上、お金を増やそうと考える私たちの方が、虫がよすぎるのです。

パチンコ店の目的は「利益」を上げる事

パチンコ店は民間企業です。すべてのホールには共通した目的があります。それは「利益」を上げることです。そしてその目的を達成するために、新台入替やイベント、リニューアルオープン等、様々なマーケティング活動を行っています。

ほとんど人は、そんなことは理解しています。しかし打ち始めると、すっかり忘れてしまいます。夢中になると「新台」と書かれているだけのプレートに期待してしまうのです。

そんなパチンコファンが愚かなのは事実です。しかしそれだけで、すべてを片づけて良いとも思いません。なぜなら、ホールのマーケティング方法にも少し問題があるからです。

風適法は守っているけど…

パチンコは、ギャンブルではなく、娯楽として国に認められている産業です。

しかも「風適法」と言う法律により、過度に射幸心を煽る行為等を厳しく規制されています。
もちろんほとんどのホールが法律を守って営業活動を行っています。

しかし「法律」と言う最低限のルールは守っていますが、すれすれの線をさぐりながら、必死に「射幸心」を煽ろうとしています。

法令を遵守している以上、私達が出来ることは、自分の価値観に照らし、パチンコを「するかしないか」を決断することだけです。

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