遊技機メーカーを理解しよう

遊技機メーカーの経営目的とは

メーカーの公式サイトを見たことがありますか?

サイトには、製品紹介以外に様々な情報が掲載されています。
特に上場メーカーは、決算数字や経営理念等のIR情報を公開しています。
これらの情報を読めば、様々なことが理解できます。
企業ごとに多少違いますが、経営理念として共通しているのは、

「遊技機の提供を通じてパチンコ産業の発展に貢献する。」

と言うことです。

さらに「健全な娯楽産業の提供」「国民生活にうるおいを与える」…等、
社会の公器であるかの様な内容が書かれています。

しかしこの様なフレーズは、単なる「建前」にすぎません。

遊技機メーカーの本音

メーカーの本音は、「お金を儲けたい」「利益を上げたい」です。
社会的・倫理的な視点には、あまり興味がありません。
ファンが、依存症や借金で苦しもうが、関係がないのです。

「風適法」を理解しているのか

パチンコ業界の基本法的なものとして「風適法」があります。
業界としてこれを尊守して企業活動を行わねばなりません。

ところが、「風適法なんて守りたくない」これが業界の本音でしょう。
もちろん法律で具体的に記載されている事は守ります。
しかし抽象的表現で書かれたことについては、自分たちの都合良く解釈します。

風適法の目的は「善良の風俗と清浄な風俗環境を保持する」です。
しかし遊技機メーカーはこの意味を理解していない。
私はそう思えてしかたがありません。

射幸心をできるだけ高めようとする遊技機開発」

メーカーの開発姿勢が、「善良な風俗と清浄な風俗環境を保持」するとは思えません。

射幸性を高めるのに必死

パチンコを「娯楽」から「賭博」にした張本人は誰か?
その一番の責任はホールではなくメーカーだと私は考えています。
なぜなら、射幸性を決定するのは「遊技機」次第だからです。

勿論、貸し玉料を引き上げる事により、賭博性を高める事は可能です。
しかし、貸し玉料は法律で決まっています。
一玉=4円 一枚=20円 これが現在法律で定められた上限です。

もし、コイン一枚=50円の店があったら、それは違法な「裏カジノ」です。
だから射幸性を左右するのは、結局の所、遊技機のスペック次第です。

行政とメーカーのいたちごっこ

メーカーは、初当たり確率を下げて、連チャン率を上げる。
スタート戻しを少なくして、通常ベースを下げる。
なんとか射幸性を高めようと必死です。

しかし射幸性の高い遊技機が幅を利かせると、行政も黙っている訳にはいきません。
すると一旦は自主規制等で、少し射幸心を押さえようとするフリをします。

しかし、しばらくするとまた、規制の網を潜り抜け射幸性の高い機械を送りだそうとします。

遊技機の歴史を振り返ると、正に「行政」と「メーカー」のイタチごっこ。
「性懲りもない」と言うフレーズは、まさしくメーカーの為にある様なものです。

マスコミに金をばらまく理由

参加人口が減少し、窮地に立たされているパチンコ業界。
なんとかしようと業界をあげて必死にPRしています。
勿論これらは、ファンの増加と、消費金額の増加が狙いです。

しかし、業界が広告を流すのには、もうひとつ重要な「裏側の目的」があります。

それは「黙っていてもらうため」です。

メディアには黙ってもらいたい

メディアに金を流すことで、「ジャーナリズムの牙」を抜き、「従順な飼い犬にする」ためです。
各メディアも餌をくれるご主人様には、噛みつこうとしません。
本当は噛みつきたくても、そうする事ができないのです。

子供の放置死もさらっと報道されるだけ

毎年の様に、パチンコ店の駐車場で子供を放置死させた事件が報道されています。
しかし、その原因となったパチンコ危険性について深く言及されることはありません。
本当は、警察は勿論、報道機関も、ギャンブルの危険性を十分に認識しています。
それが原因で数多くの犯罪が発生している事も実感しています。

スポンサーは批難できない

それでも、パチンコ業界を叩く事が出来ないのです。
なぜなら、業界から多くの金が流れているからです。

スポンサーとしてお金を頂戴している以上、
多少、反社会的な側面があったとしても非難できないのです。

勿論、広報宣伝担当は、表立ってそんな事は言いません。
そこは大人の世界、「魚心あれば水心あり」なのです。

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